老婆の金があれば2021-03-13

 ≪- Слушай дальше. С другой стороны, молодые, свежие силы, пропадающие даром без поддержки, и это тысячами, и это всюду! Сто, тысячу добрых дел и начинаний, которые можно устроить и поправить на старухины деньги, обречённые в монастырь! Сотни, тысячи, может быть, существований, направленных на дорогу; десятки семейств, спасенных от нищеты, от разложения, от разврата, от венерических больниц, ≫

<試訳> 「先を聞いてくれ。一方には、若くて新鮮な力が支援もなく虚しく破滅している、しかもそれは何千となく至る所にいるんだぜ! 修道院に寄付される事になっている老婆の金があれば、何百何千もの立派な行いや計画が成し遂げられ、改善される! 何百人、何千人の生活が立ち行くようになるかも知れない。何十家族もが、困窮や崩壊や退廃から、性病の病院から救われるんだ。

・ 学生は高利貸しで稼ぐ老婆の非情さへの嫌悪の気持ちと義憤で感情を昂らせます。社会的問題の解決を老婆の金に求めるのは筋違いですが、多くの貧困層の存在と、それが放置されている状況への怒りを、作者が学生の口を借りて問題提起しているのだと思います。検閲制度のあった帝政ロシアの時代背景を考えると、読み流せないものを感じます。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック