良心についてはどうです2024-04-21

 ≪Так что же? Общевтво ведь слишком обеспечено ссылками, тюрьмами, судебыными следователями, каторогами, - чего же беспокоиться? И ищите вора!..
- Ну, а коль сыщем?
- Туда ему и дорога.
- Вы-таки логичны. Ну-с, а насчёт его совести-то?
- Да какое вам до неё дело?
- Да так уж, по гуманности-с.≫

<試訳> 「それがどうかしましたか? 社会は、流刑地で、牢獄で、裁判所の判事で、懲役で、十分に守られているじゃないですか、いったい何を心配する事があります? せいぜい泥棒をお捜しになったらいいでしょう!…」
「では、もし捜し出したら?」
「当然の報いですよ」
「ひどく理論的ですな。それじゃあ、その男の良心についてはどうです?」
「良心の事まで、あなたの知った事ですか」
「まあ別に、人道的な見地からですよ」

・ フェンシングのような鋭い攻防です。傍目には禅問答ですが、二人は互いに言葉の裏側を理解して即座に切り返します。判事が捜し出すのか、そしてラスコーリニコフが当然の報いを受けるのか、これはまだまだ前哨戦です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック