ある大きな建物の門を入った2024-06-22

 ≪Не доходя шагов десяти, он вдруг узнал его и - испугался; это был давешний мещанин, в таком же халате и так же сгорбленный. Раскольников шёл издали; сердце его стукало; повернули в переулок - тот всё не оборачивался. "Знает ли он, что я за ним иду?" - думал Раскольников. Мещанин вошёл в ворота одного большого дома.≫

<試訳> 10歩もいかないうちに、ラスコーリニコフはその男が分かって、驚いた。それはつい先ほどの、丈の長い上着を着た、同じように背中の曲がった町人だった。ラスコーリニコフは離れて歩いた。心臓がどきどきした。小路に向きを変えたが、相手は振り向かなかった。“ 僕が後ろを歩いているのを知っているんだろうか?” ラスコーリニコフはそう思った。町人はある大きな建物の門を入った。

・ またしてもあの男を見つけ後ろを追います。偶然とは思えない感じもありますが、正体が分かるかどうか面白い展開です。ラスコーリニコフには他にやるべき事があるのに、すっかりこの男に振り回されてしまっています。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック