あなたが叫び出すのは承知の上2024-08-31

 ≪- Но вы действительно, действительно сумасшедший! - вскричал Раскольников, не столько даже рассерженный, сколько удивлённый. - Как смеете вы так говорить!
- Я так и знал, что вы закриыите; но, во-первых, я хоть и небогато, но эти десять тысяч рублей у меня свободны, то есть совершенно, совершенно мне не надобны. Не примет Авдотья Романовна, так я, пожалуй, ещё глупее их употреблю.≫

<試訳> 「あなたは本当に、本当に気が変ですよ!」 ラスコーリニコフが叫んだ。それは怒りと言うよりはむしろ、驚きの叫びだった。「そんな事を言えるなんて!」
「あなたが叫び出すのは承知の上ですよ。しかし、第一に、私が裕福でないにしても、この1万ルーブルは私の自由になるものでして、つまり、全然、全く私には不必要なのです。アブドーチャさんがお受け取りにならないならば、多分私はもっと愚かしく使う事になるでしょう」

・ 思いもよらないスビドリガイロフの提案にラスコーリニコフは驚きます。多額の金で妹に対する謝罪の気持ちを表わし、さらにルージンと張り合おうとしているからです。自分にはもう必要のない金、と言うのは意味深長です。

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