精神的に酔っている2013-11-02

 ≪- Я не про тысячи. К чорту тысячи! Я про женский нрав говорю:

"Легковерен женский нрав
И изменчив, и порочен"

Я с Уллисом согласен, это он говорит.
- Не понимаю я вас!
- Пьян, что ли?
- Не пьян, а хуже того.
- Я духом пьян. Пётр Ильич, духом пьян, и довольно, довольно...≫

<試訳> 「金の事じゃないんだ、金なんかどうでもいい! 僕が言ってるのは女心の事さ:
         “ あてにならぬは女の心
           移り気にして不品行 ”

「同感だよ僕は、ユリシーズに、これは彼が言ったものだけど」
「おっしゃっている事が分りませんが!」
「酔ってるとでも?」
「酔っておられないにしても、それより悪いですよ」
「僕は精神的に酔っているのさ。ペルホーチン、精神的な酔っ払いだよ、でももういい、たくさんだ…」

・ 自ら言うように、ドミートリィはある想念に捉われ酔いしれているようで、それ以外の事を受け入れる状態ではないようです。

コメント

_ 慎之介 ― 2013-11-02 19:28

”あてにならぬは、、、、、、不品行”男の側の言い分です。これは、世界中の男の持っている感覚でしょう。この先待っている彼の運命に作者の意地悪さを感じついついドミートリィにかたいれしてしまいます。

_ mir→慎之介さん ― 2013-11-02 21:36

確かにそうです。ドミートリィ自身、かつて不品行極まりなく、身に覚えがあるのですから言う資格などないのです。
自ら破滅に向かうような彼の言動には気を揉ませられますが、そのようにしか生きれない彼のエネルギーが物語を導いていきます。

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