質草を引っ張り出した2021-04-02

 ≪а так как польто было очень широкое, настоящий мешок, то и не могло быть приметно снаружи, что он что-то рукой, через карман, придерживает. Эту петлю он тоже уже две недели назад придумал. Покончив с этим, он просунул пальцы в маленкую щель, между его "турецким" диваном и полом, пошарил около левого угла и вытащил давно уже приготовленный и спрятанный там заклад.≫

<試訳> 外套はまるで穀物袋のようにだぶだぶなので、彼がポケットごしに手で何かを押さえていても、外から気づかれる事はあり得なかった。この輪はもう2週間前に思いついた。この作業を終えると、彼は “ トルコ風の ”ソファーと床の間の僅かな隙間に指を突っ込んで左隅の近くをまさぐって、そこにかなり前に用意して隠しておいた質草を引っ張り出した。

・ かなり前から練っていた計画が始動します。まるで登山の準備でもしているような感じがします。部屋の中での作業は予定通りだとしても、外に出た時が問題です。

コメント

_ 伯 ― 2021-04-02 07:57

天井の低い、狭い屋根裏部屋の下宿でラスコー君、立ったら頭がぶつかるのですよね。そんな狭い部屋に穀物袋のようなだぶだぶの外套、掛け布団代わりにはなったでしょうが。トルコ風のソファーこれってわかります。トルコのドラマで一般家庭の室内の様子を見ましたから。窓下にぐるりと長い大き目のものでした。部屋の大きさに合わせているのでしょうが。何をするにも不自由な状態の中やろうとすることには不安ばかりでしょう。脅迫されたかのように動いていくのですね。

_ mir→伯さん ― 2021-04-03 06:48

部屋の様子も、彼の心情もその通りですね。この部屋だけが自分の世界、ここで育てて膨らんでしまった思い込みにせきたてられて突き進んでいます。

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