グラスに手を触れもしなかった2014-03-23

 ≪- Теперь за Россию, панове, и побратаемся!
- Налей и нам - сказала Грушенька, - за Россию и я хочу пить.
- И я, - сказал Калганов.
- Да и я бы тоже-с... за Россеюшку, старую бабусеньку, - подхихикнул Максимов.
- Все, все! - восклицал Митя. - Хозяин, ещё бутылок!
Принесли всё три оставшсиеся бутылки из привезённых Митей. Митя разлил.
- За Россию, ура! - провозгласил он снова. Все, кроме панов, выпили, а Грушенька выпила разом весь свой стакан. Панове же и не дотронулись до своих.≫

<試訳> 「こんどはロシアに乾杯だ、諸君、兄弟の契りを結びましょう!」
「私達にも注いでよ」 グルーシェンカが言った、「ロシアのためなら私も飲みたいわ」
「私もですよ」 カルガーノフが言った。
「じゃあよろしかったら私も・・・ 、年老いためんこい婆さんロシアのためにですな」 マクシーモフが含み笑いをした。
「みんなで、みんなで!」 ミーチャが叫んだ。「主人、もうひと瓶くれ!」
ミーチャが持ってきた残りの3本が全部運ばれた。ミーチャが注いで回った。
「ロシアに乾杯、万歳!」 また彼が音頭をとった。ポーランド紳士たちを除く全員が飲み干し、グルーシェンカも一気にグラスを飲み干した。紳士たちはグラスに手を触れさえしなかった。

・ シャンペンの乾杯で皆が盛り上がるところで紳士たちは和しません。先に述べたロシアのポーランド併合へのわだかまりがあるのです。まさに現在進行形の問題と重なってリアルです。

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