執念深い恨みを食べて ― 2016-05-26
≪Нет, постой, Алёша, у меня в этими пирогами сегодня гром вышел. Понесла я их к нему в острог, а он, веришь ли назад мне их бросил, так и не ел. Один пирог так совсем на пол кинул и растоптал. Я и сказала: "сторожу оставлю; коли не съешь до вечера, значит, тебя злость ехидная кормит!" с тем и ушла. Опять ведь поссорились, веришь тому. Что ни приду, так и поссоримся.≫
<試訳> 「ところでね、いい、アリョーシャ、今日このピロシキの事で私に雷が落ちたのよ。刑務所にそれを持って行ったの、ところが何て事かしら、あの人それを突き返してよこしたの、だから食べなかったわ。ピロシキの一個なんて完全に床に投げつけて踏みつぶしたのよ。私、言ってやった、“ 看守に預けていくわ、もし晩まで食べないとしたら、あなたは執念深い恨みを食べて生きてるんだわ!” って、そのまま帰ってきたの。また喧嘩しちゃった、本当よ。行けば必ず言い争いになるの」
・ 面会の際のドミートリィの荒々しく苛立った態度をグルーシェンカが語ります。彼女のために全てを投げ出そうとした彼が、なぜ辛く当たるのかと思います。不当な拘留に対する怒りなら、彼女にぶつける事はないはずです。
<試訳> 「ところでね、いい、アリョーシャ、今日このピロシキの事で私に雷が落ちたのよ。刑務所にそれを持って行ったの、ところが何て事かしら、あの人それを突き返してよこしたの、だから食べなかったわ。ピロシキの一個なんて完全に床に投げつけて踏みつぶしたのよ。私、言ってやった、“ 看守に預けていくわ、もし晩まで食べないとしたら、あなたは執念深い恨みを食べて生きてるんだわ!” って、そのまま帰ってきたの。また喧嘩しちゃった、本当よ。行けば必ず言い争いになるの」
・ 面会の際のドミートリィの荒々しく苛立った態度をグルーシェンカが語ります。彼女のために全てを投げ出そうとした彼が、なぜ辛く当たるのかと思います。不当な拘留に対する怒りなら、彼女にぶつける事はないはずです。
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