たわ言と幻覚に過ぎない2011-05-25

 ≪Это мог быть наконец, просто бред, видение девяностолетнего старика пред смертью, да ещё разгоряченного вчерашним автодафе во сто сожжённых еретиков. Но не всё ли равно нам с тобою, что qui pro quo, что безбрежная фантазия? Тут дело в том только, что старику надо высказаться, что наконец за всё девяносто лет он высказывается и говорит вслух то, о чём всё девяносто лет молчал.≫

<試訳> 結局のところ、こんな事は、百人もの異端者を火焙りにした昨日の火刑台の興奮がまだ冷めやらない死を控えた90才の老人の単なるたわ言と幻覚に過ぎないかも知れんさ。でも、“取り違え”であろうが途方もない幻想であろうが、どっちにしても我々には同じじゃないか。要は老人が語らなければならないと言う事だけなのさ。90年間の全てを口に出して語ると言う事、90年もの間ずっと押し黙っていた事についてね。

・ 幻想であるかどうには関係なく、イワンはこれから大審問官に本音を語らせようとしているようです。この叙事詩を語り出そうとした時、イワンはアリョーシャに“10分もあれば”と言っていたのですがとても終わりそうにありません。

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