これこそが答えの全て ― 2011-06-29
≪Старик хотелось бы, чтобы тот сказал ему что-нибудь, хотя бы и горькое, страшное. Но он вдруг молча приближается к старику и тихо целует его в его бескровные девяностолетние уста. Вот и весь ответ.≫
<試訳> 「老審問官は何でもいい、自分に彼が何か言って欲しいと願った、それが例え苦々しく怖ろしい事であろうとも。だが、キリストはふいに老審問官に近寄ると、血の気の無い90歳の老人の口元にそっと口づけする。これこそが答えの全てなのだ」
・ この叙事詩の真髄と言える印象的な場面です。キリストは荒野で悪魔の誘いを退け審問官は逆にそれを受け入れました。イワンは、というより作者は審問官と言う人物を創り出して “ 歴史のif ” の思考実験をしたのではないでしょうか。その意味で審問官はキリストにとって自分が否定し去った分身のようによく理解できる哀しい存在に思えます。
<試訳> 「老審問官は何でもいい、自分に彼が何か言って欲しいと願った、それが例え苦々しく怖ろしい事であろうとも。だが、キリストはふいに老審問官に近寄ると、血の気の無い90歳の老人の口元にそっと口づけする。これこそが答えの全てなのだ」
・ この叙事詩の真髄と言える印象的な場面です。キリストは荒野で悪魔の誘いを退け審問官は逆にそれを受け入れました。イワンは、というより作者は審問官と言う人物を創り出して “ 歴史のif ” の思考実験をしたのではないでしょうか。その意味で審問官はキリストにとって自分が否定し去った分身のようによく理解できる哀しい存在に思えます。
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