奈落に飛びこむような口調2018-06-17

 ≪При этом была конечно и робость, и внутренний стыд за эту робость, так что немудрено, что разговор её был неровен, - то гневлив, то презрителен и усиленно груб, то вдруг звучала искренняя сердечная нотка самоосуждения, самообвинения. Иногда же говорила так, как будто летела в какую-то пропасть: "всё-де равно, что бы ни вышло, а я всё-таки скажу"...≫

<試訳> それに加えて、もちろん気おくれもあったし、その気おくれのために内心恥ずかしくもあり、それで彼女の話し方が滑らかでないのは無理もなかった。怒りっぽかったり、嘲るように乱暴さを増すかと思うと、突然心の底から自分を責め、非難する誠実な調子も感じ取られた。時によると、“ 何が起ころうと構いませんわ、とにかく私は話しますけど ”… と言いたげな、まるで何か奈落に飛びこむような口調で話したのだった。

・ グルーシェンカの動揺した様子が見えます。誰もが好奇の目で見つめていて、そこに “ お前が事件の原因ではないか ” という非難の棘を感じているはずです。カテリーナを強く意識しているでしょう。ドミートリィのためにどのような証言ができるのか、感情に走ると、助けるどころか共に奈落に落ちる可能性もあります。

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