突然の抑えがたい衝動2019-07-05

 ≪Страшная жажда денег, добычи, могла захватить ему дух, вместе с соображением о безнаказанности. О, эти внезапные и неотразимые порывы так часто приходят при случае и, главное, приходят внезапно таким убийцам, которые ещё за минуту не знали, что захотят убить! И вот Смердяков мог войти к барину и исполнить свой план, чем, каким оружием, - а первым камнем, который он поднял в саду.≫

<試訳> 金への、獲物への恐ろしいほどの渇望が、罪に問われないもくろみと一緒に、スメルジャコフの心を捉えたでしょう。そうなのです、非常に多くの場合に、このような突然の抑えがたい衝動は、きっかけがあれば押し寄せてくるものです。何よりも、一分前にはまだ殺そうと思ってもいなかった殺人者に突然起こるのです! そして主人の部屋に入り、自分の計画を実行したのですが、どんな凶器でか ― それは庭で最初に拾い上げた石でしょう。

・ ドミートリィが来た様子を怖がって伝えるフョードルを見て、スメルジャコフは計画遂行の好機と考えます。この状況ならドミートリィに罪を着せられ、疑われずに犯行が可能と判断したのです。

コメント

_ 慎之介 ― 2019-07-05 09:23

検事に負けず頑張る弁護士、まるで講釈師のよう。人間の残酷さをいやっと言うほど見せてくれますね。そうされても仕方の無いような残酷な社会の仕組みがいまだにあるのも人間社会。社会性のあると人間が言う昆虫の世界も見ようによってはかなり熾烈なことがありますから。社会性って何?と思わざるを得ません。生きるための知恵?

_ mir→慎之介さん ― 2019-07-06 17:05

人間は社会的存在だと言われますね。ふだんは意識せずに個人的な生活を送っていても、何か事があると途端にそれに気づかされます。ドミートリィはその極端なケースで、彼は今その巨大性を感じているでしょう。
社会性は人類が歴史的に持っている特性ではないでしょうか。その一人一人が形成している社会は、誰もがより良く生きられるように進むべきだと思いますが、昨今は阻害されている面が目につきます。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック