ずっと眠らずに考え込んでいた2011-09-18

 ≪Было уже очень поздно, а Иван Фёдрович всё не спал и соображал. поздно он лег в эту ночь, часа два. Но мы не станем передавать всё течение его мыслей, да и не время нам входить в эту душу: этой душе свой черед.≫

<試訳> もうかなり夜が更けていたがイワンはずっと眠らずに考え込んでいた。この夜彼がベッドに就いたのは遅く、二時頃だった。だが、彼の思考の流れを全部述べる事はしないでおこう。今は彼の心の内に入りこむ時ではない。いずれ相応しい折があるのだから。

・ アリョーシャに持論を展開し、大審問官の叙事詩を語り、さらにスメルジャコフから屋敷内の不穏な状況を聞かされる、興奮の一日でしたから、イワンが眠れないのは当然でしょう。
 後半でまた作者の主観が述べられます。読者を前にして語りかけているような身近さを感じる言い回しです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック