札束を握りしめて2015-02-11

 ≪- Господин Перхотин передал нам, что вы, войдя к нему, держали в руках... в окровавленных руках... ваши деньги... большие деньги... пачку сторублевых бумажек, и что видел это и служивший ему мальчик!
- Так, господа, помнится, что так.≫

<試訳> 「ペルホーチン氏が私共に伝えたところでは、あなたが彼のところにやって来た時、手に・・・ 血まみれの手にですね・・・ 金を・・・ 大金を・・・ 百ルーブル札の束を握りしめておられたとの事ですし、それを奉公している少年も目にしていたそうで!」
「そうでした、皆さん、覚えていますよ、そうだったのを」

・ あれほど必死に金策に走り回って失敗に終わったドミートリィが、突然札束を手に現れたのは確かに奇妙に思いました。これが尋問の焦点となるのでしょう。

コメント

_ 慎之介 ― 2015-02-11 14:46

血にまみれた手の中の大金をどう手に入れたのか、本人が証明するのは、難しいですね。もう犯人はお前だ。と言う相手に、、、、。
作者は目的があり、そのような設定で進めているのでしょうが、未完のままというのが、歯がゆいです。

_ mir→慎之介さん ― 2015-02-12 10:42

彼を犯人とすると全てが明快に説明できる状況なのですから、反証するのはとても困難ですね。当局の筋書き通りに仕立て上げられていく怖さを感じます。作者が兄弟の中で特にドミートリィに負わせた苦難の意味を考えさせられます。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック