激しく号泣し始めた2016-06-10

 ≪Вот оно что! На меня на одну всю вину свалить хочет. Нарочно он привязался, нарочно, говорю тебе, только я...
Грушенька не договорила, что она сделает, закрыла глаза плятком и ужасно разрыдалась.
- Он Катерину Ивановну не любит, - сказал твёрдо Алёша.
- Ну любит не любит, это я сама скоро узнаю, - с грозною ноткой в голосе проговорила Грушенька, отнимая от глаз платок. Лицо её исказилось. Алёша с горестью увидел, как вдруг, из кроткого и тихо-весёлого лицо её угрюмым и злым.≫

<試訳> 「何て事を言うんでしょう! 全部私一人のせいにしたいんだわ。わざと言いがかりをつけて、わざとよ、分かって、こうなったら私は・・・」
グルーシェンカはどうするつもりかを言い切らずに、ハンカチで目を覆って激しく号泣し始めた。
「兄はカテリーナを愛してはいません」 きっぱりとアリョーシャが言った。
「愛してるか愛してないか、自分ですぐに見定めてやるわ」 目からハンカチをとりながら怖いような口調でグルーシェンカが言った。彼女の顔が歪んだ。柔和でほのかに明るかった彼女の顔が、これほど急に陰鬱で険悪な表情に変わるのを、アリョーシャは悲しい思いで眺めた。

・ グルーシェンカの一変する表情に凄みを感じます。以前カテリーナと会った時に、最初は和やかに話していながら途中で豹変した場面を思い出します。あの時もドミートリィを巡っての対決でした。もとはと言えば彼自身の振舞いがもたらしたものです。

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