心変わりを打ち明けて2015-05-25

 ≪Знайте же, что я уже имел эту комбинацию сам, вот эту самую, про которую вы сейчас говорили, прокурор! Да, господа, и у меня была эта мысль в этот проклятый месяц, так что почти уже решался идти к Кате, до того был подл! Но идти к ней, объявить ей мою измену, и на эту же измену, для исполнения же той измены, для предстоящих расходов на эту измену, у ней же, у Кати же, просить денег (просить, слышите, просить!) и тотчас он неё же убежать с другою, с её соперницей, с её ненавистницей и обидчицей, - помилуйте, да вы с ума сошли, прокурор!≫

<試訳> 「実は、僕自身あなたが今お話になられた、まさにその手を使おうという考えをすでに抱いたんですよ、検事さん! そうです、皆さん、忌まわしいひと月もの間、カーチャの所へ行こうとほとんど決心したぐらいで、それほど卑劣になり下がっていました! でも、あの人の所に行って僕の心変わりを打ち明けて、その心変わりのため、心変わりを遂行するために、この心変わりに必要なさし迫った出費のために、あの人に、カーチャに金を乞うなんて ( 乞うんです、いいですか、乞うんですよ!) そしてすぐに他の女と、彼女の恋敵で、彼女を憎しみ侮辱した女と一緒に駆け落ちするなんて、― とんでもない、あなたは正気じゃありませんよ、検事さん!」

・ カテリーナとの婚約を踏みにじっておいて、グルーシェンカとの費用を彼女には頼めないという気持ちは当然です。しかもすでに彼はその金を彼女との遊興に使い込んでいるのですから自分で言う通り卑劣です。感情に突き動かされる振舞いと気高さを求める理性との葛藤が彼の苦しみではないでしょうか。

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