思想が荒れ狂っていた2016-10-28

 ≪Алёша, херувим ты мой, меня убивают разные философии, чорт их дери! Брат Иван...
- Что брат Иван? - перебил было Алёша, но Митя не расслышал.
- Видишь, я прежде этих всех сомнений никаких не имел, но всё во мне это таилось. Именно может оттого, что идеи бушевали во мне неизвестные, я и пьянствовал, и дрался, и бесился. Чтоб утолить в себе их, дрался, чтоб их усмирить, сдавить.≫

<試訳> 「アリョーシャ、僕の天使、様々な哲学に僕はぼろぼろにされそうなんだよ、畜生め! イワンが…」
「イワン兄さんがどうしたの?」 アリョーシャが遮ろうとしたが、ミーチャは聞いていなかった。
「いいかい、前はそういうものに何の疑念も持たなかったけれど、その疑念は全部僕の中に潜んでいた。きっと僕の内部で思想が荒れ狂っていたから、酔っぱらったり喧嘩をしたり当たり散らしていたんだ。自分の中の思想をなだめるために諍いをしたのさ、それを鎮めて抑えつけるためにな」

・ ミーチャは荒々しかった自分を振り返り、思想の葛藤だったと気づきます。このように自分の事を率直に話せるのは、アリョーシャが良き聞き手だからでしょう。イワンもアリョーシャに長々と思想を語った事がありました。

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