君を連れ回した2017-10-09

 ≪- Лжёшь! Цель твоего появления уверить меня, что ты есь.
- Именно. Но колебания, но беспокойство, но борьба веры и неверия, - это ведь такая иногда мука для совестливого человека, вот как ты, что лучше повеситься. Я именно, зная, что ты капельку веришь в меня, подпустил тебе неверия уж окончательно, рассказав этот анекдот. Я тебя вожу между верой и безверием попеременно, и тут у меня своя цель.≫

<試訳> 「嘘をつけ! お前が現れた目的は、存在することを信じさせる事だろう」
「まさしくその通り。だけど、信じる信じないの逡巡、不安、葛藤 ― これが、ほら君のような良心的な人間にとっては、時には首を吊った方がましなほどの苦しみだからね。僕はつまり、君がほんの少し僕を信じているのを知っていたから、この逸話を話す事で、君を決定的に信じないようにしたんだ。僕はね信じる信じないの間を交互に君を連れ回したわけで、僕の目的はそこにこそあるんだ」

・ 紳士の魂胆がやっとイワンに伝えられます。それはつまりイワンの信と不信の間の逡巡に他なりません。紳士が言うように、イワンは良心的なばかりに苦しむのです。

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