今すっかり、はっきりした2024-01-20

 ≪О бреде он произнёс особенно внушительно.
- Ну да, да, да, - торопливо и неизвестно чему поддакивал Разумихин, - так вот почему тебя тогда... поразило отчасти... а знаешь, ты и в бреду об каких-то колечках и цепочках всё поминал!.. Ну да, да... Это ясно, всё теперь ясно.
"Вона! Эк ведь расползлась у них эта мысль!"≫

<試訳> 熱病という言葉を、ラスコーリニコフは特に力を込めて発音した。
「そうだった、そうだ、そうだ」 ラズミーヒンがあわてて、何がそうかも分からずに合槌を打った。「それであの時、君は… いくらかショックを受けたんだな… いいかい、君は熱病の時に、指輪がどうとか、鎖がどうと、しきりに言ってたな!… それで分かった、そうなんだ… はっきりした、今すっかり、はっきりしたよ」
‟ そうか! やはりあいつらにはあの考えが広がっているんだな!”

・ ラスコーリニコフは、どれだけ自分が事件に関して疑念を持たれているのか常に気掛かりで、相手のちょっとした言動をそれと結びつけがちです。ラズミーヒンに譫言を聞かれたのを知って疑心を深めます。もう安らかな時はありません。