あまりに多くを期待しすぎた2011-06-10

≪Озрись и суди, вот прошло пятнадцать веков, поди посмотри на них: кого ты вознёс до себя? Клянусь, человек слабее и ниже создан, чем ты о нём думал! Может ли, может ли он исполнить то, что и ты? Столь уважая его, ты поступил как бы перестав ему сострадать, потому что слишком много от него и потребовал, - и это кто же, тот, который возлюбил его более себя!≫

<試訳> 『よく見まわして考えてみよ、15世紀も時が流れたのだ、人間どもを見るがいい、お前が自分のところまで引き上げてやったのがどんな奴らか。誓って言うが、人間はお前が考えているよりも弱く低劣に創られているのだ!お前のように行動する事など決して決してできるものか。お前は人間を尊ぶあまりに同情するのをやめたかのように振舞った。何故ならあまりに多くを期待し過ぎたのだ、それが誰あろう、自分を愛するよりも人間を愛したお前がだぞ!』

・ 人間がキリストの期待に沿う存在ではないと大審問官は続けます。イワンの自嘲を込めた人間への失望が伝わってきます。彼は人間に希望を見出すのでしょうか。注意深く読み進みます。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック