有罪の宣告はできない2012-05-27

 ≪Начальство и суд не могли не дать хода делу, но приостановились и они: хотя предсиавленные вещи и письма и заставили размышлять, но решено было и тут, что если сии документы и оказались бы верными, то всё же окончательное обвинение не могло бы быть произнесено на основании только сих документов. Да и вещи всё он мог иметь от неё самой, как знакомый её, и по доверенности.≫

<試訳> 警察当局も裁判所も事件を審理しないわけにはいかなかったのですが、彼等は手を引きました。提出された品々と手紙は検討され、それらの証拠が確かだと認められるにしても、それだけを根拠として最終的に有罪の宣告はできないと判断を下したのです。それに、それらを全部、知人として委任されて彼が彼女から預かったという事もあり得ました。

・ 彼は自白しても受け入れられないという妙な立場に追い込まれます。司法に裁かれない彼は今後どのように身を処すのでしょう。

コメント

_ 慎之介 ― 2012-05-27 18:12

おもしろい展開になりました。なかなか本人の思い通りにはいかないようで、、、、。作者はどう始末するのでしょうか?

_ mir→慎之介さん ― 2012-05-28 10:59

なにしろ14年も前の事ですし、事件当時の捜査も科学的ではなく決め手がないのでしょう。作者はこの後、“ やはりそうか、それしかないな ” と思わせる展開を準備します。

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