信仰が篤かったからこそ生じた2012-07-20

 ≪На горестный вопрос отца Паисия, устремлённый к Алёше: "или и ты с моловерными?" - я, конечно, мог бы с твёрдостью ответить за Алёшу: "Нет, он не с маловерными". Мало того, тут было даже совсем противоположное: всё смущение его произошло именно он того, что он много веровал. Но смущение всё же было, всё же произошло и было столь мучительно, что даже и потом, уже долго спустя, Алёша считал этот горестный день одним из самых тягостных и роковых дней своей жизни.≫

<試訳> パイーシィ神父がアリョーシャに向けた “ それとも、お前もまた信仰薄き者たちと一緒なのか ” という悲しみに満ちた問いに、私ならもちろんアリョーシャのために確信を持って “ いや、彼は信仰薄き者と一緒ではない ” と答えるだろう。 それどころか、それは正反対でさえあった。彼の動揺の全てはまさしく彼の信仰が篤かったからこそ生じたのだ。だが、とにかく動揺はあったのだし、その動揺が生じていかに苦しかったかは、永い時を経た後でさえ、人生の中でこの悲しい一日が最も辛い運命的な日の一つだった、とアリョーシャが見なした程だった。

・ アリョーシャが信仰を失ったのではないと作者は強調します。彼を動揺させたこの出来事は彼の信仰が試される大きな転機となったのは確かです。

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