そろそろ時間だ2012-11-21

 ≪Последние слова она истерически прокричала, но не выдержала опять, закрыла руками лицо, бросилась в подушку и опять затряслась от рыданий. Ракитин встал с места:
- Пора, - сказал он, - поздно, в монастырь не пропустят. Грушенька так и вскочила с места.
- Да неужто ж ты уходить, Алёша, хочешь! - воскликнула она в горестном изумлений; - да что ж ты надо мной теперь делаешь: всю воззвал истерзал и опять теперь эта ночь, опять мне одной оставаться!≫

<試訳> グルーシェンカは最後の言葉を神経質に叫んだが、また耐えられずに両手で顔を覆って枕に顔を突っ伏すと、むせび泣きに身を震わせた。ラキーチンが席を立って言った。
「そろそろ時間だ、遅れると僧院に入れてもらえなくなるぜ」 するとグルーシェンカが跳ね起きた。
「帰ってしまうつもりなの、アリョーシャ、本当に!」 彼女は驚いて悲痛な声を上げた。 「今の私に何て仕打ちなの、とことん心に訴えかけといて、苦しめといて、また私一人ぼっちになるのよ、今夜もまた!」

・ グルーシェンカはラキーチンとアリョーシャに、胸に詰まっていた感情を堰切ったように表しました。思い悩んでいる落着かない時をこうして過ごせたのは彼女にとって良かったのでしょう。二人が帰ると聞き孤独の闇を嘆きます。

コメント

_ 慎之介 ― 2012-11-21 15:42

こんなことになるとは、時間は永遠ではないのです。アリョーシャはどうするのでしょうか?一人ぼっちは、辛いです。どんなに信仰があっても、、、と思います。

_ mir→慎之介さん ― 2012-11-21 20:57

そう言えば彼女だけでなく、アリョーシャ、イワン、ドミートリィ、フョードル、スメルジャコフ・・・も孤独を抱えて生きているようです。だからこそ、心が通じ合う事、いやたとえ通じなくても関わり合おうとする事が貴重なものに思われます。この小説は「~兄弟」なのですが、孤独な魂のぶつかり合いの印象が強いです。

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