そろそろ寝させてやるよ2014-06-02

 ≪Пред самый входом в сени, ещё на галлерейке, он столкнулся с хозяином Трифоном Борисычем. Тот что-то показался ему мрачным и озабоченным и, кажется шёл его разыскивать. - Что ты, Борисыч, не меня ли искал?
- Нет-с, не вас, - как бы опешил вдруг хозяин, - зачем мне вас разыскивать? А вы... где были-с?
- Что ты такой скучный? Не сердишься ли? Погоди, скоро спать пойдёшь... Который час-то?
- Да уж три часа будет. Надо быть даже четвёртый.≫

<試訳> 玄関間への入口にさしかかった回廊で、ミーチャは主人のトリフォンと出くわした。この男は何か沈んだ心配そうな顔つきに見え、どうやら彼を探しに来たようだった。「どうした、トリフォン、僕を探しに来たんじゃないのか?」
「いいえ、旦那をじゃありませんので」 主人はふいにどぎまぎしたようだった。「旦那を探してどうなりましょう? ところで旦那は・・・ どちらにおいででしたので?」
「ふさいでいるようだな、どうした? 怒ってやしないか? 待てよ、そろそろ寝させてやるよ・・・ 何時だい?」
「そうですなもう3時になりましょう。あるいは3時を回ってるかも知れませんです」

・ 宴の経費はいっさいドミートリィ持ちなので、宿の主人は広間から急に消えた彼の行方が心配になり探し回っていたのでしょう。それにしてももう午前3時過ぎになろうかというのに、苦悩を抱えた彼に眠りは訪れません。

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