寝ていた男に罪を着せようと2019-01-07

 ≪Только что арестовали подсудимого, как он мигом сваливает всё на одного Смердякова и его одного обвиняет. Не в сообщничестве с собой обвиняет, а его одного: один дескать, он это сделал, он убил и ограбил, его рук дело! Ну что это за сообщники, которые тотчас же начинают говорить один на другого, - да этого никогда не бывает. И заметьте, какой риск для Карамазова: он главный убийца, а тот не главный, тот только попуститель и пролежал за переговодкой, и вот он сваливает на лежачего.≫

<試訳> 被告は逮捕されるや否や瞬時に全てをスメルジャコフ一人に転嫁して、彼一人に罪を被せようとしました。自分の共犯の罪どころか、彼一人の罪だと。つまり、彼が単独でやったのだ、あいつが殺して奪った、あいつの仕業だ! と言うのです。すぐさま互いに罪をなすりつけ合う共犯者が果たしてあるでしょうか ― それは決してないものです。しかも、いいですか、カラマーゾフ氏にとってこれはいかにも危うい事なのです。つまり、彼が殺人の主犯であり、相手は主犯ではなく黙認して衝立の後で寝ていただけなのに、その寝ていた男に罪を着せようというのですから。

・ 検事は共犯説を仮定した場合、ドミートリィの言い分に疑点があるとして否定します。あくまでドミートリィの単独犯行という結論に持って行こうとしています。

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