実際そうなのだ2012-07-22

 ≪Если же впросят прямо: "Неужели же вся эта тоска и такая тревога могли в нём произойти лишь потому, что тело его старца, вместо того чтобы немедленно начать производить исцеления, подверглось напротив того раннему тлетию", - то отвечу на это не обинусь: " Да, действительно было так". Попросил бы только читателя не спешить ещё слишком смеяться над чистым сердцем моего юноши.≫

<試訳> “ アリョーシャの心の中のあの憂いやあれほどの困惑が、長老の遺体がすぐ快癒の秘蹟を起こし始めるどころか、逆にあのように早く腐敗したという事だけで果たして生じうるだろうか ” と、もし率直に問われたならば、それにはためらわずに ” そうだ、実際そうなのだ ” と私は答えよう。だが読者には、まだあまり性急に私の若者の清純な心を冷笑しないようお願いしたい。

・ 読者よりも作者がこの件についてひどく拘っているようです。自分自身が小説の中に分け入ってアリョーシャの心理を解き明かそうと語り続けます。

コメント

_ 慎之介 ― 2012-07-22 19:37

腐敗に関して、修行中の知人に聖書にはどのように書かれてあり、知人ははどのように理解しているのか聞いてみようと思います。

_ mir→慎之介さん ― 2012-07-23 11:13

知識の乏しかった時代とは言え、人間ははるか昔から多くの死者、動物の死を目にしているのですから、腐敗の必然性を知らないはずはありません。聖者が特別な存在であって欲しいと奇跡を願う信者の気持なのでしょう。

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