たとえ良い事のためでも2015-10-30

 ≪- Ах, нельзя ли бы так, - приостановился вдруг Смуров, - ведь Илюша говорит, что Жучка тоже была лохматая и тоже такая же седая, дымчатая, как и Перезвон, - нельзя ли сказать, что это та самая Жучка и есть, он может быть и поверит?
- Школьник, гнушайся лжи, это раз; даже для доброго дела, два. А главное, надеюсь, ты там не объявлял ничего о моём приходе.≫ 

<試訳> 「ああ、じゃあこうしたらだめかな」 ふとスムーロフは立ち止まった。「だってイリューシャが言ってたんだもの、ジューチカもペレズヴォーンと同じように毛むくじゃらで、やはり灰白色だったって。だからこれがそのジューチカだって言ったらいけないかな? イリューシャが信じるかも知れないから」
「君、生徒は嘘つきを軽蔑しなくちゃ、これが第一。たとえ良い事のためでもいけない、これが第二だ。ところで肝心な事だけど、君はあそこで、僕が来るって言ってないだろうね」

・ ジューチカはイリューシャの愛犬です。似ているペレズヴォーンをいなくなったジューチカに仕立ててはと尋ねるスムーロフを、コーリャが諭します。親や教師に言われるよりも先輩の言葉が心に響く年頃でしょう。二人はイリューシャの家に向かおうとしています。

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