ツェプノイ橋のたもとで2016-04-05

 ≪- Как отвечали? Кому? Разве вас кто-нибудь уже приглашал в Америку?
- Признаюсь, меня подбивали, но я отверг. Это, разумеется, между нами, Карамазов, слышите, никому ни слова. Это я вам только. Я совсем не желаю попасть в лапки Третьего Отделения и брать уроки у Цепного Моста.
Будещь помнить здание
У Цепного Моста!
Помните? Великолепно! Чему вы смеётесь?≫

<試訳> 「答えたですって? 誰にですか? 誰かがもう君を本当にアメリカに行くよう勧めたんですか?」
「実を言うと、けしかけられましたが断ったんです。もちろんこれはここだけの話ですよ、カラマーゾフさん、いいですか、誰にも言わないで下さい。あなたにだけに話すのですから。僕は第三課に捕まってツェプノイ橋のたもとで勉強するなんて全く望まないんです。
     ツェプノイ橋のたもとに立つ
     かの建物を記憶にとどめよ!
ご存じでしょう? 素晴らしい! なぜ笑ってらっしゃるんですか?」

・ まだ13才のコーリャがこの時代にアメリカへ行くのは現実的に思えませんが、当人はまことしやかに語ります。“ 第三課 ” は帝政ロシア時代の秘密警察の最高機関です。彼は政治思想犯を気取っているのでしょう。“ 建物 ” は監獄のようで、“ ツェプノイ橋 ” は鎖の橋の意ですから象徴的です。作者の体験と重なります。

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