お前を見ると心が震える2016-09-30

 ≪- Ракитин знает. Много знает Ракитин, чорт его дери! В монахи не пойдёт. В Петербург собирается. Там говорит, в отделение критики, но с благородством направления. Что ж, может пользу принесть и карьеру устроить. Ух, карьеру они мастера! Чорт с эфикой! Я-то пропал, Алексей, я-то, божий ты человек! Я тебя больше всех люблю. Сотрясается у меня сердце на тебя, вот что. Какой там был Карл Бернар?≫

<試訳> 「ラキーチンは知っている。いろいろ知ってやがるんだよラキーチンは、いまいましい奴! 修道士にはならないな。ペテルブルクに行くつもりさ。むこうで批評の分野をやると言ってるぞ、それも高尚な傾向のをだとさ。まあそれは役立つし出世が確実かも知れんしな。奴らときたら出世の名人だ! 倫理学などどうでもいい! 僕は駄目になっちまったよアリョーシャ、この僕はね、お前は神の使徒だ! 僕はお前を誰よりも好きだ。お前を見ると心が震えるよ、そうなんだ。ところでカルル・ベルナールってのは誰なんだい?」

・ ラキーチンはアリョーシャと共に修道院で学んだ神学生でしたが、ドミートリィは、彼が修道士にはならないと断言します。要領よく立ち回って出世するタイプだと見ているのです。ドミートリィの話はあちこちに飛んで落着いた会話になりませんが、弱音も混じっています。

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