君僕と呼び合う仲に2017-08-12

 ≪Вот я обмочу полотенце холоною водой и приложу к голове, и авось ты испаришься.
Иван Фёдорович прошёл в угол, взял полотенце, исполнил, как сказал, и с мокрым полотенцем на голове стал ходить взад и вперёд по комнате.
- Мне нарвится, что мы с тобой прямо стали на ты, - начал было гость.
- Дурак, - засмеялся Иван, - что ж я вы что ли стану тебе говорить.≫

<試訳> 「そうだ、冷たい水でタオルを濡らして頭に当てよう、事によるとお前が姿を消すかもな」
イワンは隅に行ってタオルを手に取り、言った通り濡れタオルを頭に当てると、部屋を行きつ戻りつし始めた。
「僕らがすぐに、君僕と呼び合う仲になれたのが気に入ったよ」 客が言いかけた。
「馬鹿め」 イワンがせせら笑った。「お前をあなたと呼んだりするもんか」

・ イワンは目の前の客人が自分の創り出す幻影だと分かっているので、相手に対する言葉がぞんざいです。会話に自身の相反する気持が表われます。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック