苦しむ彼女を赦してやりたい2019-10-25

 ≪но ему почему-то было бы слишком больно, если б она до того решилась пасть ниц, что заговорила бы с ним сама, теперь, сейчас, и об этой причине: Она страдала за своё "предательство" на суде, и Алёша предчувствовал , что совесть тянет её повиниться, именно пред ним, пред Алёшей, со слезами, со взвизгами, с истериской, с битьём об пол. Но он боялся этой минуты и желал пощадить страдающую.≫

<試訳> しかし、もし今すぐカテリーナがこの理由を意を決して語ろうとひれ伏すなら、アリョーシャにとってなぜかあまりに辛すぎただろう。彼女は法廷での自分の “ 裏切り ” に苦しんでいたのだ。彼女の良心が涙を流し、ヒステリックに声を上げて床に身を打ち、まさにアリョーシャの前で詫びさせようとするのを予感していた。だが彼はその瞬間を怖れ、苦しむ彼女を赦してやりたいと望んでいた。

・ カテリーナはドミートリィを有罪に導く証拠の手紙を提出した事を、痛切に悔やんでいます。それはアリョーシャに対してはもちろん、イワンの努力も無にしました。気位の高いところのある彼女ですが、感情のままに取り返しのつかない事をした自責の念に今は苦しみ、アリョーシャを前にして懺悔するかのようです。

コメント

_ 慎之介 ― 2019-10-25 10:09

末っ子の孫娘の弁(いつの頃からの事か忘れてしまいましたが)自業自得。うっかりしていると、その言葉を突きつけられていました。カテリーナもドミートリィもその言葉で片付けてしまわれそう。

_ mir→慎之介さん ― 2019-10-26 09:04

自分で思い返してみると、過去の全ては刻々の自身の選択と行動です。その結果は良かれ悪しかれ自分の責任に帰すでしょう。でも一方で、それが外的な事情に左右されて、やむを得なかった場合も多く、その時点で最良と判断したのであれば悔いなくていいと思うようにしています。その経験を糧に今を生きる他ありません。ドミートリィもカテリーナも自分の気質を抱えて必死に生きているのだと思うと、アリョーシャの ” 赦してやりたい ” 気持が痛切に理解できます。

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