何たる畜生女でしょう2019-10-29

 ≪А я, о! я выслушала тогда его рассказ и его слёзы с горделивою усмешкою! О, тварь! Это я тварь, я! Это я народила ему горячку! А тот, осуждённый, - разве он готов на страдание, - раздражительно закончила Катя, - да и такому ли страдать? Такие как он никогда не страдают!
Какое-то чувство уже ненависти и гадливого презрения прозвучало в этих словах. А между тем она же его предала.≫

<試訳> ところが私ときたら、ああ、私はその時あの方が涙ながらに語るのを、傲慢に嘲笑を浮かべて聞いていたんですわ! 何たる畜生女でしょう! 畜生は私です、この私なんです! 私があの方を譫妄症にさせたんです! それにしても有罪になったあの人は、苦しみへの覚悟ができてるのかしら?」 苛立たし気にカーチャが言葉を結んだ。「もっとも、あのような人が苦しみますか? あのような人は決して苦しまないものですわ!」
その言葉にはもはや何か憎しみと嫌悪に満ちた蔑みの感情が響いていた。とは言え、彼女こそが彼を裏切ったのだ。

・ 後悔する一面を見せていたカテリーナですが、ドミートリィに対する感情は変わっていません。彼の裁判のために弁護士や医師を招いたのは、真の愛情からではなかったようです。振り返ってみると、いくつかの場面での彼女の揺れ動く感情が後に大きな影響を与えています。彼女自身が不幸なのだと思います。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック