自分を罰するんだぞ2014-01-04

 ≪Митя вдруг схватил его сзади заплечи.
- Что ямщик? ямщик? - начал он исступленно.
- Ямщик...
- Знаешь ты, что надо дорогу давать. Что ямщик, так уж никому и дороги не дать, дави десткть, я еду! Нет, ямщик, не дави! Нельзя давить человека, нельзя людям жить портить; а коли испортил жизнь - наказуй себя... если только испортил, если только загубил кому жизнь - казни себя и уйди.
Всё это вырвалось у Мити как бы в совершенной истерике. ≫

<試訳> ミーチャは突然後からアンドレイの肩を掴んだ。
「何だって、お前は御者だろう? 御者だろうが?」 激したように彼は叫びだした。
「御者ですが・・・」
「それなら道を譲らなけりゃならんのを知ってるだろう。御者が、誰にも道は譲らん、轢き殺して通ってやるぞ、なんて事があるか! 違う、御者は轢き殺さないぞ! 人を轢いてはいけないし、人の生活を損なってもだめだ。もし損なったのなら自分を罰するんだ・・・ もしも損なったり、誰かの命を奪ったのなら、自分を罰し、そして消えるがいい」
これら全ての言葉が、まるで完全にヒステリーを起こしたかのように、ミーチャの口からほとばしり出た。

・ 事を起こさぬかと気遣うアンドレイに対して突然ドミートリィは興奮し出します。要は、“ 懸念しているような事はしない、道を譲って身を引く ” と叫んでいるのです。興奮しながらも自分の事を御者にかこつけて修辞的に言うのが彼らしいです。

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