穏やかに微笑んで2011-12-01

 ≪Но не долго походил он в церковь, слёг, так что исповедывали и причастили его уже дома. Дни наступили светлые, ясные, благоуханные, Пасха была поздная. Всю-то ночь он, я помню, кашляет, худо спит а на утро всегда оденется и попробует сесть в мягкие кресла. Так и запомню, его: сидит тихий, кроткий, улыбается, сам больной, а лик весёлый, радостый.≫

<試訳> 兄は教会にそう長く通う事なく、病床に伏してしまい、懺悔や聖餐は自宅で執り行ったのでした。明るく晴れわたった香しい日々がやって来て、遅い復活祭となりました。忘れもしません、兄は夜通し咳込んで眠れぬ程でしたが、朝になるといつも服装を整えて柔らかい肘掛椅子に座ろうと試みるのでした。穏やかに微笑んで、重篤だというのに快活で楽しげな兄の様子をはっきり覚えています。

・ 幼い日の長老が鮮やかに心に刻んでいる兄マルケルの姿です。病勢が進み苦しみながらもなお穏やかな様子を見せる兄に不思議な印象を持った事でしょう。

コメント

_ 慎之介 ― 2011-12-01 16:52

穏やかに微笑む兄の様子、私も不思議に思います。先々わかる事になるのでしょうね。兄の心情描写を待つ事にします。

_ mir→慎之介さん ― 2011-12-01 21:27

幼い頃の思い出の中人々は懐かしさで包まれる面もあるかも知れませんね。

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