涙ながらに感謝2012-02-28

 ≪Вдруг, смотрю, подымается из среды дам та самая молодая особа, из-за которой я тогда на поединок вызвал и которую столь недавно ещё в невесты себе прочил, а я и не заметил, как она теперь на вечер приехала. Поднялась, подошла ко мне, протянула руку: "Позвольте мне, говорит, изъяснить вам, что я первая не смеюсь над вами, а напротив со слезами благодарю вас и уважение моё к вам заявляю за тогдашний поступок ваш".≫

<試訳> ふと見ると、貴婦人達の中からあの若い女性が立ち上がりました。その方こそ、あの時私が決闘を申込む元となり、ついこの間まで自分の花嫁にと心づもりしていた当の女性です。この夜会に彼女が来ているとは気付きませんでした。席を立った彼女は私に近づき、手を差し伸べて言いました。 “失礼ではございますが、私が貴方の事を笑わない筆頭の人間だと申させて下さい。それどころか貴方のあの時のお振舞いに涙ながらに感謝し、ご尊敬の念をお捧げしております” 

・ 決闘の原因となった女性との思いがけない対面です。真情を伝える言葉の力と真摯な態度に教えられます。気まずさに口ごもって “どうも” で済ませてしまうのとは随分違います。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック