それ以上はいただけません2014-01-28

 ≪- Расчёт, Андруй, принимай! Вот тебе пятнадцать рублей за тройку, а вот пятьдесят на водку... за готовность, за любовь твою... Помни барина Карамазова!
- Боюсь я, банин... - заколебался Андрей, - пять рублей на чай пожалуйте, а больше не приму. Трифон Борисыч свидетелем. Уж простите глупое слово моё...
- Чего боишься, - обмерил его взглядом Митя, - ну и чорт с тобой коли так! - крикнул он, бросая ему пять рублей.≫

<試訳> 「勘定だ、アンドレイ、受け取ってくれ! まず15ルーブルは馬車賃に、それからほら酒代に50ルーブルだ・・・ よく準備してくれたし、お前の好意への礼だ・・・。カラマーゾフの旦那を覚えていてくれ!」
「恐れ多い事で、旦那様・・・」 アンドレイはためらった。「茶代に5ルーブルいただけましたら、それ以上はいただけませんです。このトリフォンさんが証人でして。馬鹿な事を申しましてお許しを・・・」
「何が恐れ多いんだ」 ミーチャが彼を推し測るように眺め、「そういう事なら、まあいいだろう!」 5ルーブルを投げ与えて彼はそう叫んだ。

・ 御者のアンドレイが多すぎる報酬を断ります。僅かな糧でつましく生活する金銭感覚がドミートリィには理解できません。

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