名誉を重んじる騎士2015-01-14

 ≪А фактик-то любопытный, чорт знает, что на нём можно соорудить, ха-ха! Утешьтесь, господа, открою, глупости у вас на уме. Не знаете вы, с кем имеете дело! Вы имеете дело с таким подсудимым, который сам на себя показывает, во пред себе показывает! Да-с, ибо я рыцарь чести, а вы - нет!≫

<試訳> 「なかなか興味深い事実でしてね、その事実で何がでっち上げられるか分かったもんじゃない、はっはっは! ご安心を、皆さん、打ち明けますよ、邪推なさる事はありません。相手にしているのが誰かご存じないんだ! あなた方が相手にしているのは、自から進んで供述し、自分の不利な事を語る被告なんですから! そう、なぜって、僕は名誉を重んじる騎士ですよ、ところがあなた方はそうじゃない!」

・ 検事側が知りたがっている “ 合図 ” について、ドミートリィがもったいぶって説明を先延ばしします。彼はこのように、まるで役者の台詞ように大げさな言い回しをする時があります。聞かされる側はいい気持はしないでしょう。

コメント

_ 慎之介 ― 2015-01-14 11:28

父親の部屋の戸を開けるための父親との合図をドミートリィーが父親から知らされている事が不思議です。長いこと二人には確執があり、父親は彼に対して用心していると思うのですが?彼がスメルジャコフを脅して知ったのでしょうか。

_ mir→慎之介さん ― 2015-01-14 13:59

ご指摘の通り、父親からではなく、スメルジャコフから聞き出したのです。スメルジャコフもドミートリィに恐れを感じています。勘ぐれば、わざと教えたとも考えられるのです。

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