こんな娘がいるのかも知れない ― 2020-12-19
≪Может, и у него росли такие же дочки - "словно как барьшни и из нежных", с замашками благовоспитанных и со всяким перенятым уже одничаньем...
- Главное, - хлопотал Раскольников, - вот этому подлецу как бы не дать! Ну что ж он ещё над ней надругается! Наизусть видно, чего ему зочется; ишь подлец, не отходит!≫
<試訳> もしかすると、巡査にもこんな娘がいるのかも知れない、― “ まるでお嬢さんのように華奢で ”、上流さを気取って、流行にうつつをぬかす娘が…。
「何よりも」 とラスコーリニコフが気をもんで、「あの卑劣な男に渡さない事です! どうです、あいつはまだ娘をかどわかそうとしているんですからね! 何を狙っているか見え透いていますよ。ほら、卑劣漢め、離れようもとしない!」
・ ラスコーリニコフがスビドリガイロフをかなり気にしています。妻子ある身でありながら妹に言い寄るなど、不品行なのを知っているからでしょう。巡査に働きかけて、この娘を何とか守ろうとします。巡査が心優しく描かれていて、ラスコーリニコフが我を忘れて頼っているところに滑稽ささえ感じます。
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