破滅的な無力へと2012-03-23

 ≪Копит уединённо богатство и думает: сколь силён я теперь и сколь обеспечен, а и не знает безумный, что чем более копит, тем более погружается в самоубийственное бессилие. Ибо привык надеяться на себя одного и от целого отделился единицей, приучил свою душу не верить в людскую помощь, в людей и в человечество, и только и трепещет того, что проподут его деньги и приобрутённые им права его.≫

<試訳> “一人密かに富を蓄えながら、自分は今やこれほど強くこれほど満ち足りた生活をしていると思っているのです。ところが蓄えれば蓄えるほど破滅的な無力へと沈む事を愚かにも知りません。なぜなら、自分一人だけを頼るのに慣れてしまい、全体から個として切り離し、人々の手助けも人も人類も信じないよう自分の心をしつけ、ただただ自分の金や手に入れた権利を失いはせぬかとびくびくしているのです”

・ 紳士は人々の孤立と富の追求について世相批判を続けます。彼は “まだその時期ではない” と言っていましたが、いずれはこの状況が変わると考えているのか、また、その道を示すかどうかに大いに興味があります。

コメント

_ 慎之介 ― 2012-03-23 16:32

孤立と富の追求について、作者は紳士を通してどのような道を示してくれるのか知りたいと思います。大昔から富の追求は孤立につながっているようにみえます。

_ mir→慎之介さん ― 2012-03-24 17:56

全く同感です。

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