高貴な家庭に2016-01-28

 ≪- А так и въезжают. Сядет в сенях один другому верхом на плечи, да в благородное семейство и въедет, сидя верхом. Какай же это гость?
- Да кто же, кто же, мамочка, так въезжал, кто же?
- Да вот этот мальчик на этом мальчике сегодня въехал, а вот тот на том...
Но Коля уже стоял у постельки Илюши. Больной видимо побледнел. Он приподнялся на кроватке и пристально, пристально посмотрел на Колю.≫

<試訳> 「あんなふうに入って来るんですもの。玄関で互いに肩車し合って、しかも高貴な家庭にですよ、肩車をしたままなんて。何てお客様なんでしょう?」
「そうかい、いったい誰がだい、誰だろうね、母さん、そんなふうに入って来たのは誰なんだい?」
「ほら今日はあの子はその子を肩車して入って来たよ、そしてそっちの子はあの子をね・・・」
しかしコーリャはもうイリューシャのベッドの傍に立っていた。病人は明らかに青ざめていた。彼はベッドの上に身を起こしてまじまじとコーリャを見つめた。

・ コーリャに礼儀正しく挨拶をされた母親が、これまでやって来た子供達の無作法さを大げさに話します。それを穏やかに諫めようとする夫は優しさに溢れています。
いよいよイリューシとコーリャの再会です。ペンナイフで刺した出来事以来で、互いに思い悩む日々だったはずです。無言の中に万感の思いがこもっているようです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック