できるだけ目立たないように2020-04-20

 ≪Никто таких не носит, за версту заметят, запомнят.. главное, потом запомнят, ан и улика. Тут нужно быть как можно неприметнее... Мелочи, мелочи главное!.. Вот эти-то мелочи и губят всегда и всё..."
Идти ему было немного; он даже знал, сколько шагов от ворот его дома: равно семьсот тридцать.≫

<試訳> こんなのは誰もかぶっちゃいないから、1キロ先からでも目につくし覚えられる… 何より、後から思い出されて証拠になるぞ。とにかくできるだけ目立たないようにしなければ… 些細な事、些細な事が大事なんだ!…。その小さなことがいつも全てをぶち壊してしまう…。”
そこまではいくらもなかった。彼は家の玄関先から何歩あるかを知っていたほどで、ちょうど730歩だった。

・ この青年は密かに何か事を起こそうとしているのでしょう。帽子の事を言われたのをきっかけに、自分の印象を消さなければと思い知ります。明らかに犯罪行為を予感させます。

コメント

_ OB ― 2020-04-20 13:20

彼は何か独自の信念で、ことを起そうとしているらしい。
しかも人並みに発覚を恐れて心を千々に乱している。
それにしては計画がずさんで、つい心配してしまう。
作者の意図にまんまと乗せられて、共犯者のように
びくびくさせられるのでしょうか。
先を急ぎたくなります。

_ mir→OBさん ― 2020-04-20 14:00

感覚が “ 人並み ” なところもあって、気づくと他所事ではないと思わせられるのは確かですね。主人公の想念の世界に作者特有の引き延ばされた時間が流れているので、まだまだ先は長いです。

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