無気力と優柔不断に自嘲の独り言を呟きながら2020-04-21

 ≪Как-то раз он их сосчитал, когда уж очень размечтался. В то время он и сам ещё не верил этим своим и только раздражал себя их безобразнюю, но соблазнительнюю дерзостью. Теперь же, месяц спустя, он уже начинал смотреть иначе и, несмотря на все поддразнивающие монологи о собственном бессилии и нерешимости, "безобразную" мечту как-то даже поневоле привык считать уже предприятием, хотя всё ещё сам себе не верил.≫

<試訳> いつだったか、彼がもうすっかり空想にとらわれた時、一度それを測った事がある。その頃はまだ自分でも信じていたわけではなく漠然としたもので、それでいてただその魅惑する醜悪で大胆な行為に興奮していた。ひと月を経て、今や彼は既に違った見方をし始めていた。そして自身の無気力と優柔不断について、あらゆる自嘲の独り言を呟きながらも、“ 漠然とした ” 空想を、自分でもそれと知らずに、すでに何か実行計画として考える事に慣れてしまっていた。とは言え、まだその実行を確信したわけではなかったのだが。

・ 作者特有の長い言い回しが続いています。抽象的な一文が続き混み入っていて、滑らかに訳すのが難しい箇所です。
彼の “ 空想 ” や計画が明かされていないのがもどかしく、それがミステリアスな雰囲気を醸し出して徐々に引き込まれます。

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