ヒステリックなほどの好奇心2015-01-12

 ≪Я только под окном стоял и в окно его видел, и только, только... До последней минуты помню. Да хоть бы и не помнил то всё равно знаю, потому что знаки только и известны были что мне да Смердякову, да ему, покойнику, а он, без знаков, никому бы в мире не отверил!
- Знаки? Какие же это знаки? - с жадным, почти истерическим любопытством проговорил прокурор, и вмиг потерял всю сдержанную свою осанку.≫

<試訳> 「僕は窓の下に立って窓の中の父を見ただけです、それだけ、ただそれだけです・・・。最後の瞬間まで覚えています。仮に覚えていないとしたって同じ事、僕には分るんですよ、なぜって、合図を知っていたのは僕とスメルジャコフと死んだ父だけなんだし、合図がなければ父はこの世の誰にも開けるはずがないんですからね!」
「合図? その合図とはいったい何です?」 検事がヒステリックなほどの好奇心に駆られて口走り、一瞬のうちにその落ち着いた威厳をすっかり失くした。

・ “ 合図 ” についてはすでにドミートリィが供述しています。その時冷やかだった検事が今回は非常な興味を示します。

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