むしろ確信を強めた2017-01-06

 ≪он его решительно не любил и много-много что чувствовал к нему иногда сострадание, но и то смешанное с большим презрением, доходившим до гадливости. Митя весь, даже всею своею фигурой, был ему крайне не симпатичен. На любовь к нему Катерины Ивановны Иван смотрел с негодованием. С подсудимым Митей он однако же увиделся тоже в первый день своего прибытия, и это свидание не только не ослабило в нём убеждения в его виновности, а даже усилило его.≫

<試訳> イワンはミーチャを全く嫌っていて、せいぜい時折憐みを覚えるぐらいで、しかもそれは嫌悪感に近いほどのかなりの軽蔑が混じっていた。ミーチャの何もかも、その外見さえもが彼には極めて不愉快だった。ミーチャに対するカテリーナの愛情を、イワンは憤懣やるかたなく見ていた。とは言え、被告の身のミーチャとは、やはり着いたその日に会ったのだが、その面会は兄の有罪の確信を弱めなかったばかりか、むしろ強めたほどだった。

・ ドミートリィをイワンは気嫌いしているのです。異母兄弟とは言え、共に父の愛情を受けずに苦労しているのにと思います。ただ一緒に暮らした思い出もなく、二人の気質はかなり違っています。そのどちらもがカラマーゾフ的なのでしょう。

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