極めて重要な件で2013-02-11

 ≪Тогда Митя, всё это предвидевший и нарочно на сей случай захвативший с собой бумагу и карандаш, чётко написал на клочке бумаги одну строчку: "По самонужнейшему делу, близко касающемуся Аграфены Александровны", и послал это старику. Подумав несколько, старик велел малому ввести посетителя в залу, а старуху послал вниз с приказанием к младшему сыну сейчас же явиться к нему на верх.≫ 

<試訳> ミーチャはこうなる事も全て予測していて、この場合に備えわざわざ紙と鉛筆を持って来ていたので、紙片に一行 “ アグラフェーナ・アレクサンドロブナに密接に関わる極めて重要な件で ” と、はっきり書いて老人に届けさせた。老人は少しばかり考えてから、来訪者を広間に通すよう従僕に命じ、また老女中を階下に行かせ、次男に今すぐ自分の所に上がって来るよう指示した。

・ 二度も断られながら、グルーシェンカの名前を出す事でサムソーノフと会えると考えたドミートリィの策が成功します。屋敷の玄関口で待つ彼、二階の老人、従僕、老女中の動き、次男の登場など、これまでの屋敷内の描写があるために立体的に目に浮かびます。いよいよ事が動き出すのです。

コメント

_ 慎之介 ― 2013-02-12 14:40

以前見たカラマーゾフの兄弟、ドクトルジバゴなどの映画の場面を思いながら読んでいますが、はっきりとせずもやもやしています。

_ mir→慎之介さん ― 2013-02-12 21:12

登場人物が多いですし、時の経過も不思議なところがあるからだと思います。私が参考にしているホームページに、「本嫌いさんの読書感想文」と「ドストエフ好きーのページ」などがあります。これで検索すると、この小説について詳しい説明がありますのでご覧下さい。

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