初出勤したその日2020-07-11

 ≪Сапоги, манишки коленкоровые - великолепнейшие, вицмундир, всё за одиннадцать с полтиной состряпали в превосходнейшем виде-с. Пришёл я в первый день поутору со службы, смотрю: Катерина Мвановна два блюда сготовила, суп и солонину под хреном, о чём и понятия до сих пор не имелось.≫

<試訳> 長靴、キャラコのシャツの胸当て、それは素晴らしく上等な文官の制服で、全部11ルーブリ50コペイカでみごとに揃えてくれたんです。朝方初出勤したその日、勤めから帰ってくると、カテリーナが2品も料理を用意してくれましてね。スープとワサビ添えの塩漬け肉でしたなあ、そんな事はその時まで思ってもみなかったですよ。

・ 出勤を心から喜んで心を尽くすカテリーナの気持ちが痛いほど伝わってきます。マルメラードフが立ち直る事を願わずにいられません。

コメント

_ 伯 ― 2020-07-11 09:55

ソーネチカの働きによりカテリーナが用意できたものだと思います。こんなにも心根のやさしい人に囲まれたマルメラードフ、肝に銘じたのでしょうか?厭な予感がしますけど。

_ mir→伯さん ― 2020-07-12 06:54

彼の語りには、常に “ 厭な予感 ” が伴っていますね。現にこうして落ちぶれて酒に浸っているわけですから…。酒癖を断てるかが問題ですね。

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