いかにも疑り深そうに2020-04-26

 ≪Он так и вздрогнул, слишком уже ослабели нервы на этот раз. Немного спустя дверь приотворилась на крошечную щёлочку: жилица оглядывала из щели пришедшего с видимым недоверием, и только виднелись её сверкавшие из темноты глазки. Но увидав на площадке много народу, она ободрилась и отворила совсем. Молодой человек переступил через порог в тёмную прихожую, разгороженную перегородкой, за которою была крошечная кухня.≫

<試訳> 急に彼はびくりとした。このごろは神経がもう極度に参っていた。間もなく戸が少し開いて僅かな隙間ができた。その隙間から住人の老婆が、いかにも疑ぐり深そうに客を眺め回し、その光る小さな目だけが暗闇に見えた。けれども、踊り場に人がたくさんいるのを見ると、彼女は安心して戸をいっぱいに開けた。青年は敷居をまたいで控えの間に入った。その仕切りの裏は狭い台所になっていた。

・ 青年を胡散臭そうに見ていた老婆が戸を開きます。踊り場に先ほどの引越し荷物を運ぶ人々がいたので、心強く思ったのでしょう。緊張する青年、油断なく応対する老婆、互いに心を探り合う二人の心理描写に緊張感があります。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック